嘆きと休息と

憩いの場所です。ひっそりと住んでます。優しく見守っていてください。

ミウと言う女(終)

ミウと不倫関係は終わっても


別れたわけではなく


ブログの読者として


書き手と読み手の関係は


続いていた。





時には


コメントを付けたり


コメントの返信をもらったり




時間が経過していくうちに


オフ会的に会ったり


体を寄せあったり


薄い付き合い


そのうち


深い関係に戻ったり






言葉では


「真面目な性格になった」


と、


ミウは言っていたが


男にルーズなのも


口では立派に論じても


キャリアスキルは上がらず


結局、


二人の関係は疎遠になっていった。






ミウは、ブログも開店休業状態で


書くことをやめてしまった。


そこから、


どれだけの時間がたっただろう。







突然


ブログに


「誰か助けて!」


と、


書き込まれた。





すぐに


そのブログは消されたが


またもや


「死にたい!」


と、


書き込まれた。





尋常じゃなかったので


連絡をとった。





スポンサーが


いなくなったことによる


金欠を助けてほしい。


との内容だった。





40歳を過ぎても


まだ、そんな生活をしているのかと


情けなかった。


ほんの僅かな期間でも


好意を抱いて


付き合っていた人が


こんな哀れな


状態なことを嘆いたが、


それで


見過ごすこともできず


直面の金ということで


10万円を振りこんだ。




その後、


体調不良ということで、


見舞いにいったり


体に優しい食事に連れていった。






しばらくぶりの


ミウは、魅力のない女になっていた。


服からはタバコ臭が漂い


会話も鬱気味の発言


見た目もブスになっていた。


当然ながら


心も醜くくなっていた。





体調が悪く


食事も通らない


食べても吐く


と、言っていたが


食事にいったら、普通に食べてた。





仕事でけがをして


病院へ行き手当をしたので


連絡できなかったと


包帯のぐるぐる巻きの写真と同時に


翌日メールがきたが


それから2日後


会った際は


包帯はなくて


傷跡もなかった。




そんな虚言癖に愛想がついて


金を返却しろと


要求した。








その瞬間


連絡を絶ってきた。





「私は逃げも隠れもしない」


と、言いながら


連絡を遮断し


逃げていった。



ミウによって


いやーーーな思い出が


残った。


これからも


消したい思い出だけど


残ったままだろう。