嘆きと休息と

憩いの場所です。ひっそりと住んでます。優しく見守っていてください。

会ってきた

穏便にデートを済ませてきた。


彼女が


腕をそっと組んできたので


受け入れた。


椅子に座って


頭を俺の肩に持たれてきたので


しっかりと受け止めて上げた。


会話も、めいっぱい盛り上げて


言葉も弾ませて


楽しんでもらった。




駅のホームで、


お見送りをして、


最後会釈をして、


敬意を示した。




電車が動き、


相手が俺を見えなくなった時点で


俺はその場を離れた。


なんか、儀式が終わった感覚だ。


冷静に


かなり冷めた目で


デートを過ごしてきた。


SEXの話題も


フェラの話も


何もしなかった。






別れる気持ちと


次、どうしようか?って気持ちと


別れ話をだす面倒くささと


変わるかもしれないって気持ちと


このまま、妥協しようかと


いう気持ちと


幾度と交錯する。